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『古事記』は地球問題の解答書
第2章/『古事記』の「唯神一元論」を科学的に証明する
1節/『古事記』と現代宇宙科学との類似性

 平成30年・皇紀2678年11月3日
 うらしま たろう

 

1節 

『古事記』と現代宇宙科学との類似性

 


1)「宇宙の根源・始原」「物質の根源・始原」「生命の根源・始原」についての定説は定まっていない

 「宇宙の根源」「物質の根源」「生命の根源」を探る研究は、大昔から続けられています。「人間とは何か」を知るには、これらの課題を克服しなければならないでしょう。「宇宙の根源・始原」を求める「宇宙物理学」、「物質の根源・始原」を求める「原子物理学」「量子力学」、学問的思索を通じて「人間の生命や万物の根源・始原」を求める「哲学」、直感力や啓示により「人間の生命や万物の根源・始原」を求める「宗教」等、全てその手法は違っても、「宇宙、人間、生命、万物の根源・始原」の探求という目的は一致しています。しかし、残念ながら、「宇宙の根源・始原」「物質の根源・始原」「生命の根源・始原」についての、現段階での人類の定説は定まっていないのが現状です。

 

2)「時間空間の宇宙」は「物質無し」の証明

 ここでは、「宇宙を構成している時間空間の概念」について、考えてみたいと思います。現代科学ではどのように「時間空間」を解明しているのでしょうか。一般的に宇宙科学で言われている考え方とは、かなり異質かもしれませんが、筆者の宇宙に対する概念を少し紹介させて頂きます。筆者の宇宙に対する概念は、『「物質無し」の証明』として把握しています。こう申しますと、「何??」と思われるかもしれませんが、しばらくの間、筆者の『「物質無し」(時間空間の宇宙は無い)』という理論の説明をさせて頂きたいと思います。

 

3)「過去」を観察している

 「時間空間の世界」で構成されているこの宇宙において、今地球上で、数光年離れた恒星の存在を観察しているのは、数年前に発した光の波動を観察しており、「恒星の過去」を観察していることを意味しています。つまり、吾々人間の「観察」という概念は、「過去」を観察しているに過ぎない事が、明確に理解できるのです。これが、広大な「宇宙」の重要な価値であると、筆者は思っています。

 

4)現象(物質)として認識している存在は、実在していない過去

 つまり、これは何を意味しているかと言いますと、「時間」と「空間(距離)」は、「過去を観察する為の道具」であることを意味しています。更に、これを突き詰めて行くと、「過去」を観察して「恰も存在している」と勘違いしているのが、「肉体人間の感覚器官や脳髄」だということになります。元来「過去は実在しない」のです。(実在しているのは、唯一今≠フみであって、過ぎ去った過去≠ヘ、既に無いのです。)これは何を意味しているかと言いますと、「無い過去をあるかの如く観察している」のが「肉体人間の感覚器官や脳髄」であるということになります。 結局、「現象(物質)として認識(観察)している存在は、実在していない過去≠ナあった」ということを証明していることになります。

 

5)「一切万物が神であり、物質なるものは一つもない」という『古事記』の基本概念

 これが、筆者の考えている「宇宙的観察から理解し得る物質無し≠フ証明」のごく簡単な説明です。かなり突飛な発想だとビックリされるかもしれませんが、この問題を真剣に考えて行きますと、「物質無し」が極めて重要な考え方であり、逆に「物質が有る」との思い込みが、人類に多大な問題を与えている「元凶」だという事が分ってきます。人類的問題を解く為の「鍵」を握ると考えられる『古事記』の概念は、「一切万物が神であり、物質なるものは一つも無い」という根本思想であると理解できます。故に、「物質的存在は一つも無い」という視点が、『古事記』の世界観の本質だという点で、この「物質無し」の概念と完全に一致していると言えます。

 

6)絶対神以外の被造物は「神ではない」=「物質的存在」であるという『旧約聖書』の概念

 この対極にあるのが、『旧約聖書』の世界観の絶対神以外の被造物は、全て「神ではない」=「物質的存在」であるという概念になります。西欧文明は、「唯物思想」と切っても切れない関係にありますが、この概念が、西欧文明の本質的問題であると理解しています。それは、『旧約聖書』の「唯物二元論」を信じている事が大きな原因であると考えられます。それに対して、東洋文明は、精神的霊的世界観であり、その中でも日本の『古事記』の世界観は、徹底した「唯神一元論」だという事が最大の特徴と言えます。その意味において、『古事記』の「唯神一元論」=「物質無しの世界観」と、「宇宙的観察から理解し得る物質無し≠フ証明」は重大な関係、補完関係にあると考えられるのです。


 

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